世界最強の吸血鬼を監視せよ!

ストライク・ザ・ブラッド (1) 聖者の右腕 (電撃文庫)

ストライク・ザ・ブラッド (1) 聖者の右腕 (電撃文庫)

電撃文庫三雲岳斗を読むのは実に『レベリオン』以来、という事でちょいとワクワクしながらの読み始めとなりました。アスラクラインはそもそも作者が三雲岳斗とはつい最近まで認識してなかったし、ランブルフィッシュは好きなんだけど最後まで読んでないといういつもの病気発動中なのでした。他はゲヘナ以外未読。
果たして、第四真祖という素敵キーワードに臆する事はない、割と王道の学園ファンタジーで安心して読めました。作風あるいは文体、雰囲気も変わらずで懐かしさすら覚えつつさくさく読了。
ヒロイン・雪菜は主人公のお目付け、隙あらば殺すというポジションなのですが、何処ぞのカレー眼鏡とは違い制服のカラーと統一感のあるパンツを身に纏ったとてもキュートな女子中学生なのが素晴らしい!俺もJCの財布の香りを堪能してぇよ。
対する古馴染みの鞘当てポジションな同級生・浅葱もテンプレ通りの行動やら反応がニヤニヤできて良いですね!恋愛的には残念な立場にいるんですけど、吸血鬼と12の眷獣というキーワードからするとハーレム要素も期待できるので今度も大いに期待できそう?その他、同級生・妹・担任教師などが曰くありそうな予感。
という訳でラブコメ要素も十分、ファンタジー設定もいつも通り申し分ないしで普通に面白かったです。やたらと含みを持たせたキャラが多いので、それらがきっちり消化できるくらいのシリーズで続いて欲しいな…と願いつつ。

  • と、いう訳でノブ様を畏れ多くも嫁として応援しておきます。スペック的にはマクロスFとちょい似ていますが、結構波荒らそうで怖いっす。甘乙女には今でもお世話になっているので2でも楽しめれば良いね…と儚い未来を想いつつ。
  • 設定はコミック版を採用しているので、メディア展開を反映して続編を作るというのは珍しいし面白いです。アニメの方は声の変更とデザインの違いからか未視聴でしたが、無料放送で一気に追いついておこうかなーと。何かちょいと評判良さげが訳もなく嬉しい感じで。どのみち、ゆかりんくぎゅうにしても、男声での出演なので余程コアなファンでない限りは割とどうでも良いポイントなんですよね。2は変わらずの無駄遣い豪華キャストですけど、レアな演技が聞けるしそれはそれで。何にせよ1回はフルスペの戦国乙女2、突撃予定ですよーということで一つ。

龍と剣と人と魔法。

金の瞳と鉄の剣 (星海社FICTIONS)

金の瞳と鉄の剣 (星海社FICTIONS)

作者の素性と作風を知らなくとも、がゆん表紙の絵面だけで正しく物語の雰囲気を伝えているのはとても素晴らしいなって。実際のところ、正統派ファンタジーの儚さと青年2人旅のあっけらかんとした爽やかさを表現するのにこれほどピッタリな組み合わせはないでしょうし、女性受けもすこぶる良さそうな気がします。紹介文で「虚淵玄の剛筆(ハードボイルド)」なんて煽っているので、もしかするとびびって読んでない人がいるかも知れませんが、到って普通のファンタジーだと思います。フレーズの端々にエスプリが利いてはいるけど、1話完結のコミカルな短編集ですね、むしろ。
一連の物語の中でのお気に入りは「古城の盗賊」。夜の間でなくては開けられない宝箱を攻略するために、主人公のタウとキアに伝説の盗賊が力を合わせて立ち向かうシンプルなストーリー。クライマックスの描写も事の顛末も、何ともさっぱりとしていて良いです。キアは全編を通して人間離れした行動をしてタウを翻弄していますが、タウはタウで何処か隔世的で刹那的な生き方をしているから、2人して善悪を通り越した純粋な感情を持ち合わせている。いつかどこかで奇妙な名を残すのかも知れないな…と余韻に浸りつつ。

4月」の読み残し。

  • 4月は殆ど記憶がないほどに忙しい一ヶ月、色々と積んでいるのでGW中に消化できれば良いなーという所。とりあえずはこの金土日で、足の踏み場が無かった床と作業スペースの無かった机を綺麗にしてみたり。クローゼットに押し込んだ、とも言いますが何はともあれ久方ぶりの落ち着いた空間で一心地。治りかけてた膝が軋んだり埃の吸いすぎかクシャミが止まらないけど気分はそこそこ爽快です。明日休みてぇ。
  • という訳で電撃の新刊から読めていない先月は、ビーズログ文庫で1冊、引き篭もり公主というフレーズが気になって購入した『双界幻幽伝』や、大人の女性の為のレーベルであるらしいエタニティ文庫の創刊組から何となく個人的嗜好でエロそうだなーとセレクトした『ハウスメイド』など、久々に越境してみたり。

後は、毎度のごとくポストカードに目が眩んで2巻と知りつつ手がのびた『ストロベリーフィールドへようこそ!』とか。べ、べつに赤人先生のジャケ買いじゃないんだからね!あくまでポストカードがついてきたからなんだからね!
電撃組は、アニメ化記念に予習も兼ねて終わクロに手を付けつつ、『変愛サイケデリック』は世界観が同じらしい『月光』と一緒に。
富士見ファンタジアは何となく読みやすそうなのを1冊。『まぶらほ』の作者さんか…あれって完結したのかな?途中で読むの止まっているのでわかりません。ファンタジアの長編は8割方そんな感じ。フルメタも例外ではない。
最後にまじこいのノベライズ。アニメ化もさることながら(というかむしろ期待しない方向で。面白くなるにはハードルが高いような気がする)、まじこいSのキャラ数まじやばいっす。ヒロインが5人増えて敵役が10人増えるとか。楽しみ楽しみ。
と、この辺りを消化して、ようやく文学少女サクラダリセットかな。今月の電撃新刊までには全部読めると良いね、俺。

好きなライトノベルを投票しよう!! 2010年下期

取り急ぎ投票。後でちょこちょこ書き足す予定?

10年経っても、あの冬の街で

Kanon ~彼女たちの見解~ (VA文庫 8)

Kanon ~彼女たちの見解~ (VA文庫 8)

まさかのノベライズ新刊(10年振り!)、清水マリコ著変わらずでイラストはZENさん書下ろし…だと?しかも佐祐理さん編!?何この超豪華仕様。惜しむらくは、既刊の文庫化に際しても同氏のイラスト仕様にしていれば大分話題になったんじゃないかという点ですが…とりあえずこのコラボは素晴らしい事に変わりありません。
佐祐理さんルートと言っても、舞との3p…もとい3人での絡みはさほど変わりないし、結末は一緒に暮らす形が一番しっくり来る組み合わせだよなぁと改めて実感。ヒロイン全員の描写もあるし、栞やあゆと佐祐理さんが交流する様が中々興味深いしで、ノベライズとしての上手さは流石の一言。作家として清水マリコが好みなら、ゲーム知らなくても読んでて損はないと思います。かくいう私もゲームは未プレイでね。当時は、知らない内に凄いプレミア値段になってた頃の出会いで手が出るお財布事情じゃなかったんだよ!そういった意味でも、Kanonのノベライズには大変お世話になったし思い入れが深いのでした。
そんなこんなで10年振りのKanonを堪能したのですが、登場人物絵の秋子さんに只ならぬ気合を感じとったので、今夜は久々に水瀬家WARSを閲覧しに行こう…と思いつつ。

  • あががが、超久しぶりに膝をひねって歩行に支障が!かろうじて曲がるのと痛みはあんまり無いので様子見してたらもっそい勢いで腫れたんでヤバイかもと思いつつ現実逃避で一晩寝たら普通に収まってて一息。基本的に立ちっぱの1日なのでしばらくは動きにくい生活なのは辛いけど仕方ないね。花見とか諸々の予定は無しにしてひたすら寝よう、うん。今年は久々にアーモンドの花観に行けたし、それで良しです。