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愛蔵版 CIPHER 1 (花とゆめCOMICS)

愛蔵版 CIPHER 1 (花とゆめCOMICS)

本屋で見かけた瞬間、思わずオッと足を止めちゃいました。わからん所はわからんなりに読んでた小さい俺。
アニスの持ち込んできた荷物とか、洗濯シーンなんて、何が問題なのかもわからなかったなぁとかしみじみ読み返してしまいます。
今になって嬉しいのは巻頭のカラーピンナップですね。この頃の色彩や線の入り方も良い!
1980年代少女まんがの金字塔と言われると、そりゃもう昔の話ですけど、読んでた己の記憶が懐かしいだけで、作中の服装なんかも、80年代アメカジと表現すると全然古びてないし、違和感あまりない感じです。
何より、この作者さんは、自分にとってはずっと「現役」なんですよね。「CIPHER」にしろ、エイリアン通りからの顔出しから始まって、本編中からALEXANDRITEへと繋がっていく流れと、NATURAL最終巻の展開からの「花花」の流れ、気がつけばごく自然と追っかけていて。もしかしたら、前向きな作風というものがあまり好きじゃない人もいるかも知れないけど、自分は新刊がでるたび、いつも嬉しいし楽しいですね。
CIPHERは、あの頃のN.Y。今現在じゃ、絶対描けないN.Y。新鮮でいて懐かしい風景に目を奪われつつ。