ジャンルで言えば「生徒会モノ」です?

読書歴となると「マリア様がみてる」を読み始めてそろそろ3年に。ネットではちらほらその名前が出始めてた頃に、試しに購入→既刊一気買いというお決まりパターン。以後、ソフト百合という未体験な読後感に身悶えした日々が懐かしいと思えるくらいに定着した感のある「百合もの」なんですが…なかなか手が出にくい、面白いと感じる事が少ない。マリみてブームの沈静化あるいは作品そのものの停滞などが影響してるんでしょうか。そこでふと考えてみると自分にとって、マリみては百合というよりはその前提上にある「学園モノ」の枠で分類しているような気が。
その中でも特に、生徒会が非常に権力を持ってて云々…といった「生徒会モノ」な作品で捉えてます。確かに姉妹制度は高等部全体のモノなんで個人的なレベルでは百合〜な話ではあるんですけど山百合会はほぼ義務として姉妹にならなければならないし、その在り方は一般生徒に多大な影響を及ぼす訳で。女子高・お嬢様・ソフトな百合という観点ではあまり類を見ない新鮮な作品ではあったけど、学園モノで言うと「摩利と新吾」「ここはグリーン・ウッド」「瞳・元気」「CLAMP学園探偵団」あたりが「あ、似てるかな」と思い当たったりします。どんな部分かというと、

  • 幼稚園から大学までの一貫教育。高等部が割りと特殊な場合アリ。
  • 生徒会メンバー(先輩)は文武両道、才色兼備率多し。中性的で同性の人気が高かったり、策略好き、内実は変人、剣道家、平凡がとりえ等個性的な集団でもある。
  • 学生主催のお祭り・行事が多い(もしくはそういった描写が多い)
  • 生徒会は女装劇率高し。
  • 新聞部は最初は悪者、後の協力者(相談に乗ったり懐柔されたり)
  • お邪魔虫キャラは誰かの親戚筋。その立場から得られる情報で主人公を苦しめるが最後は改心、一転して主人公の魅力に降りまわされる事も。

といった感じですか。自分の守備範囲内だと漫画にしかひっかからないジャンルなので小説であるマリみてが余計新鮮だったのかも。