とりかえばやナイト
新刊発売まで2週間程となり、そろそろ中身が気になって来ました。タイトルからして刺激的ですからねー、今回は。何となくフィーリングカップル5対5という単語が脳裏を掠めていきました…うーんマンダム。近年のマリみてで個人的に気になっていた点は、妹問題・学園祭の演目・ロザリオ継承の3つ。ロザリオに関しては『チャオ ソレッラ!』の時に見事、疑問が氷解しました。ロザリオは新しく用意しても良いし、お姉様から頂いたモノを渡しても良いという事。
2つ目の疑問である、学園祭で祐巳主演、ゲスト祐麒でやる芝居って何だろうな?と注目していたのが『特別でないただの一日』まででした。大勢としては、ここで妹が決まるか?という盛りあがり方だったんでしょうが、個人的にはどんなお芝居するの?ってのに焦らされ続けていたんで!その結果は『とりかえばや物語』。ちなみに予想していたのとは違いましたー。で、今更ですが自分が読んだ事のある「とりかえモノ」を振り返っておく事にします。
マリア様がみてる 18 特別でないただの一日 (コバルト文庫)
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…とまあこんなもんです、自分の守備範囲だと。後、予想していた演目はシェークスピアの『十二夜』です。大分昔に、白石加代子や片桐はいりや高畑淳子など、個性的な女優が中心となってやっていた『女たちの十二夜』が凄く面白かったんです。で、これはピッタリちゃうんかいなと思った訳でして。特にマッチすると思うのは
そっくりの顔をした兄妹が生き別れた後、妹(ヴァイオラ)は男として貴族の小姓(セザーリオ)となり、ある女伯爵のもとに主人の使いとして赴く。そこで女伯爵・オリヴィアがセザーリオに恋してしまったからさあ大変!
といった筋。祐巳がセザーリオ、祥子がオリヴィアでやればピッタリの筈。で、不毛なやり取りしていたら、そこに死んだと思われた兄・セバスチャンが入れ違いにオリヴィアの元にやってくるのがまた最高に面白い。そこであっさり結ばれるのが堪らんですよ。そんなこんなでややこしくなっていくのが良いわけで、「とりかえばや」にも通じる所が多いですね、そういえば。当然セバスチャンは祐麒で…てな具合にまたも妄想を繰り広げていました。
さて、新刊の『妹オーディション』は3つ目の疑問である「妹はどうするのか?」に文字通り応えてくれる筈。今からまたもや想像したり妄想かましたり期待したりしつつ待ちたいと思います。