Ja,meine meisterin!
オイレンシュピーゲル壱 Black&Red&White (1)(角川スニーカー文庫 200-1)
- 作者: 冲方丁,白亜右月
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2007/01/01
- メディア: 文庫
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『マルドゥック』シリーズに比べると設定といいキャラクターといい、実に「ライト」な感じが伺えて。流石です。その分、独特の/説明文体が少し合わないような気もしますが…これは完全に好みの問題かな?ヴェロシティでは違和感感じなかったですし。
涼月・陽炎・夕霧と、平安時代のキャラちっくな名前を持つヒロインたちの壮絶な戦闘と生い立ちが交錯する様は迫力満点。そこに加わる、まさに「悪ふざけ」な要素の数々…通信会話に、そもそもが素敵にいかれたウィーンの街と市政、無駄にも程があるオーバーテクノロジーな敵の影などなど。不敵で素敵なお話です、どうにも。
3人の中で気に入ったのは陽炎。アンビバレンツ乙女でおじ様キラーの情報通、本命は夕霧で歌っておくれよなところが最高にクールです。キャラデザ・島田フミカネを大いに感じさせる尖った手足の転送パーツも、今後きな臭くなる事請け合いな展開もますます期待しつつ、キーチェ!