月は出ているのかと聞いている!

私の愛馬は凶悪です (ファミ通文庫)

私の愛馬は凶悪です (ファミ通文庫)

恐らく題名を見た人大半が思った事でしょう、「それ何てX?」と。そしてOP曲が脳内でリフレイン。あなたがいるから♪
しかし流石の設定ですね、物語そのものは。帯に使われた射水君の言葉「霧理さんは恋とかしないでね」は中々意味深な…独占欲にも思えるし単なる教訓かも知れないし、はたまた天然なだけかも。何とも優しい呪縛となってキリリンの純潔はこれからも守られていくのかなーと妄想すると嬉しいのやら残念やら。複雑。
Hでしか付き合えなかった射水君と霧理の友達、しかも小学生のようなやり取り―ただし風呂は除く…羨ましすぎるから―は極端なようで微笑ましくて面白い。この作風と絵柄も実に馴染んで良い感じです。妹の氷柱とか扇情的すぎです全く。『ROOM NO.1301』シリーズよりはかなり青春寄りで、ヒロインが主人公という点からしても嬉し恥ずかしなところがGOODですGOOD。
とにかく気になる引きで終わっているので次巻も期待期待という事で一つ。後、あとがきは犯罪です。どうみても。