うー、わっほい！

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈5〉欲望の主柱は絆 (電撃文庫)

ゆずゆず可愛いよゆずゆず。という訳で、４巻のあまりに行き当たりばったりな展開にチョイと不安を覚えてた１ヶ月前よサヨウナラ。横溝注意から綾辻っていくだけの前後編じゃない、作者独特の面白さはむしろ増し気味？何気に青春小説なノリしてるのが妙に腹立たしくて頬がにやけるというか。やっぱりこのシリーズ、めっちゃ好きです。
非常に切迫した場面なのに読んでて思わず噴き出しまう所もおおいのですが、まあアレです、感触としてはゾンビ映画などで必死に逃げまわった上にゾブリとやられるグロな場面が何故か妙に笑えるシュールさ、とでも言いましょうか。ダメな人はきっとダメなんでしょうけど。
それから、人をくったかのような小ネタがチラホラとあって。個人的には好きです、

扉の外には、ツァラトゥストラへの階段が続いていた

こんな版権フリーな表現方法。あとがき読む限りでは今回かなり確信犯気味に盛り込んでるっぽい？是非続けてほしいところです。そんなこんなで、まさかこの作品にシリーズ展開の骨組みができる程のアレやコレやらが揃うとは、と驚きつつ喜びつつ。今回でみーくん死んだけど、安心ですね。嘘だけど。