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機動戦士ガンダムSEED DESTINY 第24話 「すれ違う視線」感想。(4月2日分)
戦い明けてのミネルバ、結構な犠牲者がでていた模様。そしてハイネを見送るパイロット陣。シンの突っ込みはなかなか一般視聴者的には納得。ここら辺、DESTINYから見始めた人の為に、シンを軸として観られるように持っていってるような気がします。で、前回から引き続き観てる人にはキラ&アスランの軸でお楽しみあれっといった感じでしょうか。そうなると、最後まで主役を一人に絞ってくるような事はないのかも?
ちなみに今回は、レイ・シンは山へ芝刈りに索敵任務へ、アスランルナマリア川へ洗濯にフリーダムに接触(尾行)という活動内容でしたねー。まず芝刈りチーム、さすがにパイロットのやる事じゃあ無いとは感じつつも、それじゃ話が進まないんだろうと思っておこう。そして洗濯チーム、ルナは趣味にしか見えないんですが!彼女が今回入手した情報をどう活用するのか楽しみ。意外に純なところを見せるか、狡猾に言い寄るのか…キャラクターを決定付ける選択には…ならないか。一方、ミリアリア経由でキラ&カガリにナシつけに行ったアスランさん、ちょっち苦しいか。ミリィの突っ込みはもっともだし、キラの発言とも被っているような。今回はどこが悪くてどこが良いのかが不明瞭で、もう一部隊ごとの主義主張がぶつかり合ってるからなのか、大局的に何とかしようと考えるアスランよりも好き勝手やってるキラの方を何故か応援してしまいそうになるなぁ。
考えてみれば滑稽な存在なんですよ、アークエンジェルカガリにしても、個人の恋愛と国家の存亡を秤にかけなければならない状況で結局はどっちつかずな現在(キラが半分くらい悪いとは思うけど)だし。マリュー&虎さんだって、どうするかねー?と思案中。キラはラクスの暗殺未遂でもってプラントの欺瞞を見てはいるけど、今のところラクスが表舞台に立つ事は無さそうだし…。最終的には個人の、これは間違っているという直感で戦争に割りこんできた訳で、かなり滅茶苦茶な存在ですね、確かに。でも、それでも良いやって思ってしまったから。カガリの愚直な行動は、オーブ軍のパイロットはじめ個人レベルからの戦闘停止、といった流れになるかも知れない。こう、カガリの発言に心を打たれた機体が一機、また一機と帰っていく、みたいな。そんな御伽噺を実現させるしか、もう存在意義はないと思ったんですわ。ならば、もう戦いたくない、だから止めてみせると動くキラも、そんな夢物語のような行動をやり通してしまう事こそが彼の今回の正義でしょう。カガリを攫ったのも、今度は守ると動いてみせただけの話。何てバカ。そんな自らの希望を叶えるためにフリーダムを駆る事にも迷いはないのだから、実は1本筋の通った人物になってしまっているのではないでしょうか?自分はそんなキラとアークエンジェルを夢想した結果、今のアスランよりは理解してやりたく思う訳で。何とも変な心境ですが。
さて、それはそうと本編自体はまたもや爆笑シーンが!「天使湯」て!ラクスの腰がなかなかヨロシイですなー。後、水鉄砲でカガリにじゃれてた場面、あれはマジ切れしてたに違いない。不思議少女にああいう事されるとどんな気分でしょうかね…ふふふふふ。今週もしっかり癒されました。