ドラマ「タイガー&ドラゴン」第1回 『芝浜』を観る。

1月に2時間ものドラマとして放送してたのが連ドラ化、という事でかなり楽しみにしてました!阪神対中日戦の後に観るってのが、局は違えどなかなかオツな仕込みじゃあないですか。
まず、スペシャルドラマの続編という形にしたのは期待半分、不安半分って所でした。あれはあれで独立したお話でも良かったかなぁ、と。とは言え、連ドラになっても1話ごとに完結しているので「見逃したー!」→見る気消失、といった事にはなりにくそうで良いかもしれませんね。
ちなみに今回の演目?は『芝浜』。落語には全く疎いのですが、どんな話なのか?ってのを通しで見ていけるので安心、というかそこがキモでしょう。お話の筋としては、酒ばかり飲んで借金がかさみ、どうしようかと悩んでいた亭主が、偶然海で金50両を拾う。喜び勇んで家に帰り、奥さんに報告、その日は盛大に飲み食いして寝てしまう、と。翌朝起きると、飲み食いした跡はあるのに金は無い。奥さんに「夢でも見たんでしょう」と言われ、えらく割の合わない夢だと嘆く亭主。しかしこれを機に、酒を断って真面目に働くぜと心を入れ替え、さあ2年後の大晦日…という感じですか。
で、実はお金は奥さんが隠していたんですな。その事実にも亭主は、お前のお陰で真面目にやれたのサ、ってな具合でめでたしめでたし。うーん、なかなかジーンと来るお話だと思いました。
これを現代風にアレンジして、長瀬智也演じる「小虎」こと虎児が無骨に話す、ってのが相変わらず斬新な演出だなーと実感。岡田准一演じる「竜二」が落語の天才という役どころで、いつもさり気なくアドバイスしてるのはむしろこっちみたいな感じですね。結局のところ落語に戻るのか戻らないのか、それが今後の一つ、焦点となるんでしょうかね?<竜二。後、何気に一番グッときたのは、現実には話のように上手く行かないって嘆いていた、取りたて先のリストラ?サラリーマンが最後、寄席で働いてた所です。しかも虎次の紹介で。いやー良い話やねぇ!
そしてビックリ、前回のリンゴ娘メグミが再登場するとは思いませんでした!しかも遂に虎児まであのタトゥーの毒牙にかかったか!?って所で次回に続く。演目は「饅頭こわい」と、何だか小学校の時見た憶えがあるようなないようなタイトルで、またまた楽しみです。