青春には謎がいっぱいです。

行ってきました米澤穂信講演会。終始和やかな雰囲気で、人柄の良さが印象的な先生でございました。単行本の方は読んでないという不届き者なので、ミステリ作家としての感想はこれから本格的に…と思っていたら『さよなら妖精』が文庫化していた!という事に初めて気づく始末。迂闊。
見せ場に対するこだわり(見開き1ページに納めたい)等、やはり作品のできあがる過程・裏側の話は興味深いものが。特に小市民シリーズの話にはニヤリと。どうやら『四季』のように秋期・冬期とは続きそうなので一安心。2人の今後の関係に対する示唆も納得できる話でした。人間的な織り合いでグラッセされた甘い展開なるか?に注目です。