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空ノ鐘の響く惑星(ほし)で (11) (電撃文庫 (1286))
- 作者: 渡瀬草一郎,岩崎美奈子
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2006/07/01
- メディア: 文庫
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まあ、恐らくはフェリオ・ウルク・リセリナの中の組み合わせで落ち着くような気がしますが…リセリナ派として、フェリオ×ウルクオンリーの表紙だけは断固阻止!の心境で。
内容については、帯文句の「叶うことなら戻りたい―だが、それは赦されない」という言葉が全てを語るような展開。ピラーに隠された真実と、イリスやリセリナの心境もそうなのですが、シリアスな展開の中に散りばめられた微笑ましいエピソードが逆に切ない。アンジェリカとシュナイクのやり取りなど、その最たるものだったなぁ、と。いやまあ、それでもエンジュとのデートでいちいち突っかかる態度を取るイリスとかその割には桃色の口紅を引いて出かけるイリスとか、頬がにやけて仕方ないのは仕方ないのですが。
何となくガンダムSEED的なメビウスと、種割れリセリナのラストバトルがありそうな予感もしつつ、本当に最後がどうなるのか予断を許さない状況で。最終巻が早く読みたいような、もう少し続いてほしいような…お話が集束していく急展開に、そんな思いを抱きつつ。