2006・ライトノベル・リコメンド

2006年は新規レーベルの増加に伴う購入計画の混乱というか、ローテーションの確立が難しくなったことが今振り返るとあったかな、と。トータルでは読書量が増えてる気もしますが、ハードカバーは確実に減りましたし。2007年はバランス良く手をつけていきたいところ。という訳で、以下2006年印象に残ったライトノベルをば。下半期に偏るのはご愛嬌。

  • 私的ラノベ・オブ・ジ・イヤー2006

TOY  JOY  POP (HJ文庫)

TOY JOY POP (HJ文庫)

退屈を飼いならす傑物、壊し壊され愛し合う怪物、極限の肉体に押し込められた女の子、世界と自分をどこまでも追及する男…たちのゆるーい物語。ベタでメタメタな話が苦手な人にはとことん苦手なのかも知れませんが、アホくさささえ愛しく読める歪んだ諸兄もしくは何も知らない清らかな君ならきっと気に入る一冊…の筈。オススメじゃないけど超オススメ。
ガンパレード・オーケストラ 白の章 (電撃文庫)ガンパレード・オーケストラ 緑の章 (電撃文庫)ガンパレード・オーケストラ 青の章 (電撃文庫)
ガンオケ三部作、奇跡の2006年内完結!「青」なんかえらい薄いけど止む無し!っすよ。ガンパレの面々もチョコチョコ出てきて活躍していくのも嬉しいところ。ゲームは全くやってないのに面白い、ノベライズの真髄を貴方に。
マルドゥック・ヴェロシティ〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)マルドゥック・ヴェロシティ 2 (ハヤカワ文庫JA)マルドゥック・ヴェロシティ 3 (ハヤカワ文庫JA)
週刊文春の書評曰く、馳星周山田風太郎の霊が乗り移って書いたような内容とありましたが、妙に納得してしまいました。いずれにせよ、作者の魂の匂いをウフコックよろしく嗅ぎつつ貪り読むべし!な作品。俺は、カトル・カールの生前にシスプリの面々を重ね合わせて慟哭しっ放しでした。ポポポポポとかチェキチェキチェキ!とか。やつらは本物だ。