太陽と闇と虎のペイジェント

とらドラ! 4 (電撃文庫 た 20-6)

みのりんの切ない恋愛観炸裂で、ようやっと虎と龍を巡る怠惰で優しい関係にも変化が訪れそうな今後に期待して良いのかどうか、それが問題だ。あーみんは…とりあえず置いておくとして。
という訳で嬉し恥ずかし夏期旅行というシチュエーション、三者三様の水着姿も眩しい…かと思いきや、竜児の視線はみのりんに釘付けのせいかあんまり印象が強くないのが印象的でした。ＵＦＯとか幽霊ネタって、夏の電撃らしいネタ満載なのと同時に、『田村くん』を想起させる作者独特の味だよなぁと思ってしまうのでしたが、さて。
脇にいながら強烈なネタ満載言動で存在感を示してきたみのりんが真ん中に飛び込んできたら、そら大河も凹みそうな勢いですが、密かにお気に入りなのはみのりん×あーみんの仲良しなのか無理やりなのか微妙ないちゃつきあい具合だったり。美少女センサーに反応しねぇと言っていた割には結構仲良さそうに見えるのが微笑ましいです。
まあしかし何だ、今巻のインパクトはカラー口絵のゆり先生なのでした。これはちょっと類を見ない素敵なイラストですなぁ。絶望具合が目にしみる…先生に合掌。