合コンとか、デートとか、アルバイトとか。

また胸が痛んだ。その作者は私に恨みでもあるんじゃないのかとすら思えてきた。

毎回撲殺の恨みとお見受けします。という訳で、信じられない何連発?の頁が凄いインパクトなショートストーリー第3弾。本編どうなってたかチョイと忘れてきたかも…。そんな事ぁ帯に隠された魅惑の領域の前ではどうでも良いことですけど。
インパクトといえば「私と皆と一人の夜」の狭霧が。本人の発言自体もアレなんですけど巻き込まれた2人の乙女の行き先を思わず妄想してしまいそうになって、いや困ります。色々と。それでも綺麗なお話になっているのが、このシリーズの肝である「真面目さ」なんでしょうね。
エッチぃネタを真面目に語ってみる独特の会話やキャラの心理が、作品を下品にせず不思議な魅力を醸し出すことに成功しているのは相変わらず見事です。そして世間一般の倫理観や、暗黙の了解に対するささやかな挑戦…もしくは反抗。一般文芸やミステリなどでは、このテーマが結構大きなウェイトを占めていると思うのですが、不思議とライトノベルでは見かけないので余計に新鮮で、独特の作風だと思えるのかも?まあ、お約束命な部分多いですからねラノベって。かと言って、『ROOM』シリーズだってお約束の展開はありまくりでありまして。鍵原ツバメのキャラなんて王道も良いところじゃありませんか!超先生…。
そんなこんなで、なかなか面白い一冊でありました。ドラマCD化のお知らせもまた驚きですが、少なくとも本文ではあえぎ声とか無いし問題は無い…んですよね?多分。それにしても綾=柚木涼香姉さんとは!旬な人を持ってきましたねー。甘いクリームもんじゃな感じで、お風呂のシーン…エロスは程々にな。