ヤンデレライトノベル4選

ヤンデレマンガ会議を読んで、まずは参加メンバーのマンガ好き魂がヒシヒシと伝わってきて和みました。『羊のうた』などは、ヤンデレというよりも本当の意味で病んでるところが二重に面白いというか。千砂と八重樫、両ヒロインとのエンディングが一度に楽しめる最終回は今でも斬新だと思います。ハーレム好きは是非読むべき。
で、ライトノベル枠でいうとハルヒさん家の朝倉さんくらいしか挙がってなかったので、ヤンデレヒロイン(主人公)が出てくるタイトルを思いつくままピックアップしてみました。

Missing〈13〉神降ろしの物語・完結編 (電撃文庫)

Missing〈13〉神降ろしの物語・完結編 (電撃文庫)

作者の新シリーズ『断章のグリム』は未読なのでこちらをチョイス。グリムの方は、食事しながら読むととっても良いらしいので遠からず購入したいと思います。
『Missing』は何といっても主要メンバーがオール・ヤンデレと言っても過言ではないのが特徴。ツンデレあってこそのヤンデレであると捉えてみても、「魔王陛下」空目恭一に「ガラスのケモノ」木戸野亜紀と充実しまくり。10巻以降を読んでないので結末知らずなのですが、序盤のドキドキワクワク感は秀逸の一言。激しくオススメのヤンデレ小説。
白い花の舞い散る時間 (コバルト文庫)

白い花の舞い散る時間 (コバルト文庫)

できれば何も言わずに、いいから読めよというオススメ作品なのですが。これほどヤンデレが似合う作風も珍しいといえば珍しい。リリカル・ミステリーの続編『春待ちの姫君たち』とガールズ・レビューの続編『盤上の四重奏』も、ヤンデレと呼ぶには惜しいほどの瑞々しさが溢れていて…でもヤンデレと言えば納得の作品群を、是非。
永遠のフローズンチョコレート (ファミ通文庫)

永遠のフローズンチョコレート (ファミ通文庫)

ライトノベルヤンデレと説くと、真っ先に思いつくのがこの一冊。どちらかと言えば、王道寄りのヤンデレヒロイン。まあ言ってしまえば、ただの人殺しが趣味の女子高生ですからね。それでもって、うっかり人外の女の子を殺したと思ったら生き返って「わたしを殺した責任とってもらうから」という展開に…うーん月姫。それでいて、作品全体から漂うヤンデレ感がもう堪らんです。
夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)

夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)

ほのぼのヤンデレカップル。厳密には互助関係。両者とも、地味に病んでるなーと思うのですがどうでしょう。夏期限定の流れを受けて、小市民の星を掴みにいく夢がどうなるのかが見物です。小佐内さんが、控えめにボソッと「推理したんだね」なんて非難するくだりが最高に良い…と感じるのは病んでますかね?

自分の読んだ範囲内ではこんなところでしょうか。『三十三間堂』シリーズもヤンデレヒロイン多いので入れようかなーと思ったのですが、熱い展開になるのがちょっと…やはりヤンデレには破滅的な展開がより相応しいような気もしますんで。『砂糖菓子』は未読なのでスルー。単行本化したので読んでみたいとは思っているのですが。こうしてみると、自分のお気に入りの小説ばっかなんですよね…ライトノベルヤンデレも意外と食い合わせが良いな、と思いつつ。