誰が××だ?
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈6〉嘘の価値は真実 (電撃文庫)
- 作者: 入間人間,左
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2008/09/10
- メディア: 文庫
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という訳で、今回はいつになくカオスな構成の内容。今回のテーマは脇役、というコンセプトはわかりやすいのですが。これまでの脇役勢揃いは物語の総決算に向けた下準備か、はたまた走馬灯の暗喩なのか、とりあえず三十路の姉が可愛い引き篭もりという恋日先生がGOOD。
対する本筋は、思わず学園ソドム的展開を期待してしまう俺外道、みたいな。それ以上に気持ちよく銃をぶっ放す犯人が、昨今のご時世に清清しいくらい逆行している超外道っぷり。にしても、シュール。何かシュール。4巻5巻あたりで、現実世界との境界線を超えきったみーくんが、やっぱり夢枕獏的世界観になっているのも原因?後戻りはとっくに出来ない所まで来ている状況で、下は9歳から上は32歳のハーレム(ただし本妻のまーちゃんにばれると即死)なのは素晴らしいんですけどね。
ここまできたら、好きな人しか読んでないのでしょうが、現在電撃文庫におけるヤンデレ二枚看板のうち一つという点においては貴重なシリーズだと思うので、もはやどんな結末でも良いのですが希望はハッピーエンドかつハーレムエンドで締めて、ヤンデレの相方・輪環の魔導師に弾みがつくと良いなぁと思う次第。半分嘘。フィノの、透明感のあるヤンデレも良いけれど、ヒロイン全員ヤンデレなハーレムヤンデレも良いよね…と思いつつ。良いか?