ジョインジョインフラノォ

藤堂家はカミガカリ〈3〉 (電撃文庫)

藤堂家はカミガカリ〈3〉 (電撃文庫)

主人公サイドの、あ・軽いノリが相変わらず楽しかったです。特に美琴はウザくて良い!そしてバカ。恋の鞘当を巡る本筋は結末もわかりやすい流れでしたが、最終的に神一郎にも適用されそう?伏線的に考えて。「ダメ!そのままじゃ英力が!」→限界まで頑張る→人間→居候ED、みたいな。さすがに安直でしょうか。
バカといえば今回の表紙(相変わらず敵が表紙を飾る変なシリーズだ、コンセプトもランドセル娘に槍・十二単にショットガン・魔法少女にメロン、とかなりシュール)になっているエミュレット、及び吸血鬼勢。意外な活躍を見せてくれますなぁ。このままレギュラーな扱いで美琴とバカな抗争を繰り広げてもらいたいです。北欧勢もこのまま絡んできそう?神話ネタなんで色々と引き出しは残ってるから敵も多そうですし。ネタ的には鼻につきそうな要素なのですが、あまり気にはなりませんね。やはり日常会話などの脱力感が良い具合に面白いから、かな?アンリミテッド・ブレード・ワークスかまされても問題なし。
ちょいと作者後書きにおける新作を挟んで、という表現がシリーズの行方を多少不安にさせる要素ではあるのですが、個人的には引き続いて応援してますんで、今度もきっちり刊行してほしいな…と願いつつ。