ハッテン☆マイケル!

かんなぎ ~校内ケガレ浄化合宿~ (一迅社文庫 た 1-1)

かんなぎ ~校内ケガレ浄化合宿~ (一迅社文庫 た 1-1)

らき☆すた』のノベライズと似たような流れで武井10日さんが担当の『かんなぎ』ノベル、正直なところ不安に思っていたのですが、今回はグッジョブ!かなり面白かったですよ。て言うか、らき☆すたの方も1冊目の宣伝過多さえなければ結構良いのですが。
まず確実なのは、作者がかなりのニコ厨だと言う事。千早のコスプレをしたナギが荒ぶる鷲のポーズをしている辺り、かなり露骨です。ナギ=千早=貧乳という共通点どころか、かん72のMADPVすら観ていそうな勢いが感じられます。その他でいうと、地味☆だね、と言われて切れるナギとか、その時つぐみに電流走るとか、ナギ先生のはちみつ授業とか…ネタてんこ盛りでも作品と相性が良いのは、原作+アニメの出来なんでしょうか。漫画は読んだ事ないんですけど。型月関連のアンソロは腐るほど読みましたし超好きですけどね!そんなこんなで、パロ大目でも嫌味がなくて楽しい仕上がりだなーという印象なのでした。
個人的にはナギゲームよりも消しゴムゾーンで。レース系はやった事ないけど、ガキの頃は何かしら消しゴムで遊んでいたよな…と思わず郷愁の念に駆られます。しかしこの作風が伝奇とはやはり言い難いな…と思いつつ。