読むと不謹慎かも知れないライトノベル+α
これからしばらくは、世界が災厄に見舞われるような設定のライトノベルなどは自粛されるのかも知れないのでしょうか?しかし言ってしまえば例えば銀英伝にだって核を使用する描写があるし、そもそも読書という娯楽自体が…というジレンマに陥るのも、ちと悲しい。という訳で、元々は「魔法少女まどか☆マギカ好きにオススメのライトノベル」で考えていたタイトルをそのまま流用して、「タイムリー過ぎて読むか読まざるか悩む…」的な感じに選んでみました。
Fate/Zero(1) 第四次聖杯戦争秘話 (星海社文庫)
- 作者: 虚淵玄,武内崇
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/01/12
- メディア: 文庫
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さて置き、Zeroの舞台って冬木=神戸で、阪神大震災がモチーフなんですよね。内容的には大地震がどうこう起きるような描写もないので、直接想起させる事もないですが色々な意味でタイムリーはタイムリー…なのかも知れません。
- 作者: 浅井ラボ,しばの番茶
- 出版社/メーカー: ホビージャパン
- 発売日: 2010/12/01
- メディア: 文庫
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個人的には大好物な物語だし、ラストの情景も変な希望が湧いてきて好きなのですが、流石に今読むのはなーと思わざるを得ない辺り、察して下さい。正しく文字通り、狂乱の暗黒小説!
- 作者: 扇智史,尾崎弘宣
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2008/04/28
- メディア: 文庫
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手放しで面白い、って話じゃないかも知れないし暗い気分にはなるので元々読む人は選んじゃう上での、今ですから。今後においても、そうは読めない全2巻。
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1998/11/13
- メディア: 文庫
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物語は非常に面白いです。「日本の原発全てを止めなければ、最新鋭のヘリを原発に落とす」というテロ声明を軸としたストーリーラインと、作者が主張する原発と人との在り様。東野圭吾は、もう大分昔からこんな日が来る事をわかっていて、どうか来るなと思っていたのかも知れません。来ては、いけなかった。