カットバック・ドロップターン

交響詩篇エウレカセブン 第1話「ブルーマンデー」雑感。
日曜朝7時という珍しい時間帯でスタートのアニメ。だからエウレカ「セブン」?キャラデザがキングゲイナーっぽいので気になり録画→視聴。吉田健一、との事でやっぱりキングゲイナーの人らしいですね。メカニックデザイン河森正治なので、サイバーフォーミュラマクロスを足したようなメカにも納得してしまうなー。ミサイルの避け方もらしかったし。それに加えて大きな特徴は、空に向かって「波乗り」していくというコンセプト。スカイサーフィンとでも言いましょうか、人物もLFO(メカの名称)もボードらしきものを使って空に乗っていくのが斬新です。
主人公・トレントは14歳という事で、多感なお年頃らしく悩みまくりの挫折しまくり。父親が世界を救った英雄?らしい。とは言え目指すのは伝説のリフライダー・ホランドという人物。どうもトレントの姉とも因縁がありそう。信じればきっと叶うと言い残して旅だった姉に、現実を見ろというじいさん。そういった狭間に揺れる少年の、これからの成長が話の筋になっていくのかな。
一方のヒロイン・エウレカはパッと見た通り、少し不思議少女入ってます。いきなり火炎放射器は驚きだ。そして最古のLFO「ニルバーシュ」を動力源「コンパクドライブ」無しでも駆る事のできる人物。複座型なのでレントンと一緒に乗る事になるんでしょうな。レントンが持っていたコンパクドライブとアミダドライブが必要になる、だから「波」に乗って俺は届ける!という所で続く…なんか落ちているだけのようなラストだったけど大丈夫なのか?と、見ている方をやきもきさせる1話目でしたー。
全体的には、「ぶれていない」作りだ、と思いました。モノローグなしできっちりOPから始まったし(タイトルは最後の方でしたけど。そういう構成なのかな)、何気ない背景とか部屋の描写が凄く丁寧。キャラデザも個人的に凄く好みだし、作画が崩れると酷いという類のモノでもないだろうから安心というか。音楽的には、番組冒頭のカメラマンが口にする台詞がまんま当てはまるような、何処と無く懐かしい感じ。少しラルクっぽい?ような。
監督は劇場版ラーゼフォンを、構成はカウボーイビバップ攻殻機動隊S.A.Cなどを手掛けた人との事で、えらい豪華な名前が揃っているんですなー。言われて見れば色々な要素が合わさったような…という作品の雰囲気ですが、それとは関係なく楽しめそうでもあるし。今後期待大!な予感。唯一の敵は放送時間だけど、内容的に10代少年に向けている作品だろうし、1,5回り上の自分などはぼちぼちついていくのが正しいスタンスでしょうかね。