恋愛公害注意報?

映画「恋の門」DVD感想、他ー。
セブンアンドワイで頼んだ2枚目。これも22%オフと意外に安かったので購入ー。そしてやはり気になるので特典の「監督ちゃんディスク」から観てしまいました。
まずはベネチア映画祭道中記。ビエンナーレのOTAKU展に入る松尾スズキ。ピッタリな組み合わせかと思いきや、あまりソッチ系は詳しくなかったのか。世代が世代ならどっぷりはまっているだろうなーとの事。でもエヴァンゲリオンは好きなのね。勘九郎主演の舞台とかそれらしい法被?着てたよなぁ。人型決戦兵器とか最終決戦兵器とかそんな文字入ったヤツ。それはさて置き、最後のメッセージがなかなか。「恋愛」の部分を「オタク」に変えてみても良いかも知れませんね。
次は松尾スズキカップルの爆笑恋愛相談にズバリ答えるという「恋愛映画監督松尾ちゃんが行く」というコーナー。これが一番面白いかも。

  1. 1組目は自称小説芸術家とコスプレーヤーの組み合わせ…て凄いなー。やらせっぽいよオイ。いやー檄爆笑しました。ビルゲイツて。そしてメイドとご主人様ごっこを強要される松尾スズキ…憐れな。
  2. 2組目は美少女漫画系イラストレーターとゴスロリ女子高生!また極まった組み合わせ。今度はなかなか現実にありそうな感じだ。女子高生はともかく。確かに彼氏の絵には愛がこもっていたよ。感動した!
  3. 3組目は特殊なカップル…やべぇコメントしにくい。スモモちゃん結構可愛いー♪ゲハ。そして松尾さん結婚式をプロデュースすれば?と嫌ーな話の振られ方してたのが。大竹まことの発言はもっともだ。しかし一番綺麗にまとまっていたのが何とも。

そして最後にシネマライズトークショーを収録。宮藤官九郎との対談もあり。これは一番マトモな特典ですね。酒井若菜のが多少香ばしいような微笑ましいような。そんなこんなで。うーむ、全体的になかなか楽しめました、監督ちゃんディスク。個人的に一番嬉しかったのはポストカードでしたが!<オイ
で、肝心の本編ですが。照明を落とした暗ーい映画館で観たときにはかなり笑えたんですが、改めて明るい部屋の中だと結構普通に観れてしまうかな?まあ2回目って事もあるのでしょが。でも相変わらず門と恋乃が良い感じになる度にエレエレシーンが入るせいなのか、他にも上手くいきそうでいかない、シュールなすれ違いが多々あって焦れる事はないし、テンポの良さは改めて実感しました。矢継ぎ早に面白さの角度が変わると言い換えてもよいかな、無事に結ばれて幸せね、ってのじゃないのがあり得ないけどリアルだ。
でも、漫画描くシーンは凄く甘々で、凄く燃える!キスシーンを2人で描きながらキス…なんて悶えてくるし、マンガバトルは確かに気持ち良いーと叫びたくなるよ、アレは。一方コスプレのシーンはなかなかマニアックなチョイスなんじゃないでしょうか。ソウルキャリバーの、しかも2というのが珍しいと思う。それからラストの証家のチョイスも。門に関しては意外と頑張ってるかも。幽☆遊☆白書にいたようなキャラクターだ。ちなみに一番笑ってしまったのは「綾波やめました」って看板。いちいちやめました、って告知しなくて良いやん!って感じで。
やはり、いちいちマニアックでもちゃんと恋愛している、ってのが良い!そしてそれを二枚目の役者さんにやらせているからまだきっちり映画作品としての形になっているんじゃないでしょうか。田辺誠一とか普通に危ない役柄ですやん、アレ。意外に市川染五郎がオイシイ所持っていくのも、そう来たかって感じですし。女性陣も熱演してますし。何より恋乃のはまりっぷりがイカしてますわ。こんなに上手いとは思いませんでした。
という訳で題材の割には誰が観てもすんなり楽しめると思います。用語がわからなかったら、日本語字幕付き(!)で観るなり解説付きで見れば何か新しい発見ができるかも知れないですねー。