セブンスウェル?

交響詩篇エウレカセブン 第2話「ブルースカイ・フィッシュ」感想。
ニルヴァーシュにアミダドライブを届けようと崖から飛び立ったレントン。よぎる過去の記憶。相変わらず爺さんと姉さんの意見は正反対ですな。レントンは姉さんが伝えた父の言葉を反芻して「波」乗りに成功、スカイフィッシュと共に上昇しながらカットバック・ドロップターンを決める!結構あっさりな感じでしたが。敵を回避するのにも有効な技なんでしょうかね。エウレカのもとに辿りついた時にゃあ大騒ぎで、いきなり「君が好きなんだ!」ですって。君だから、というのはいささか拍子抜けというか早過ぎというか脈絡ないというか…とりあえずハナは拭いておけよーレントン君。そしてアミダドライブを装着してサトリは開かれる、と思いきやエウレカ失神のニルヴァーシュ停止で大ピーンチ!うーん謎だ。とりあえずエウレカが起きてないと駄目って事でしょうかね。
駄目かと思いきや覚醒したエウレカに「私を信じて」と後ろから抱きしめられるのは、なかなか王道チックな演出です。そこで、レントンはもう大分前からコンパクドライブに浮かぶ「エウレカ」の文字を見ていたんだと気付く、と。なる程、これでようやく姉の言葉とエウレカが好き、って思いがリンクしてくる訳ですね。そして思いを信じたその時、真の力が解放された。虹のような七色の光がネーミングの由来でしょうか?
戦い終わって、選択を迫られるレントンだけど、まあ答えは決まってますわな。ひとしきり話した後に改めてホランドに「ゲッコーステイトに来い。彼女もそれを望んでいる」と誘われるところで新たな襲撃が近づく。そこでエウレカの手を握り返して答えるレントン…で以下次週ですか。かなりゆっくりとしてるようで流れが速い展開。
お話としては1話の後編といった感じなので、特にコレといった引っかかりは少なかったのですが、それはレントンを始めとした登場人物の台詞が非常にシンプルというか直球勝負で響く言葉でもあるせいでしょうか。その純粋さに好感を持てるのと同時に、「それはないだろう」という冷めた目線が存在してしまうのは、歳を重ねた証…かも知れない。戦闘シーンでも、マクロスのそれを彷彿とさせるミサイル避けシーンが賛否両論でそうですし。個人的には1話目で見せたような、まるで波に乗りながら回避するというアレンジをもっと効かせてほしい所です。
レントンエウレカの今後については、まあ気長にやって下さいって感じですか。エウレカはこれまでの触れ合い方からすると母性愛に近い気がするんですけど。どうなんだろう。レントンレントンで、姉さんと大分重ねてる感じがします。とは思いつつも、主人公が好きだ好きだ、と言っているうちにいつのまにかヒロインが意識してしまうという展開はかなり好きというか悶えるものがあるので是非そうしてくださいという事で一つ。
後は世界の謎についてですが…「虹を目指す」というのはつまる所「決して辿りつく事の適わない場所」を捜す=あてのない旅になるという暗示だと思っているので。虹は眼には見えるけど、存在しているわけではない…とは何処かで聞いたようなお話。ま、要はこれからですよ!