二子魂川は夜の6時。

きっと君は来ない。雨は夜更け過ぎに雪へと変わるだろう。探し物は何ですか?あの日あの時あの場所で君に会えなかったら―。それが「運命」。…つまりは山下達郎井上陽水小田和正オルタナロックなベートヴェンのデンデケデケデケ。
始まりは親父さんの双葉愛之助が死んで間もなくだった。この頃から双子には時間がなかったのかー。一方の恋太郎は青春モラトリアム真っ只中。W杯仕様のサッカーボールをぶっ飛ばしたり漫画一気読みしたり美少女フィギュア3段活用したり、相変わらずのディティールの細かさには感心。そして笑い。この頃ってまだ愛・舞との関係を引きずっていたりするのでしょうかね。
そして出会う沙羅・双樹と恋太郎。事情をひとしきり説明した後に、沙羅が持ちかけてきた「賭け」が何かこう、良いです。沙羅の持ち味は別のエピソードでも語られる展開に。
その事件がまた面白いなぁ。何かようわからんがつまりは2次元的革命によって世界を変革しようと企むヘンタイさんによって双葉温泉が占拠。お約束というか双子は人質に…って恋太郎のポジションが!色んな意味で天国の湯。足をツンツンされて敏感に反応する双樹がエロス。まあ通信してるだけですが。うーん嫁に〜は却下なのね。外で喚く警官もやばい。マグナムでガングロ撃破にゃあ爆笑しました。そんな警官の声に気を取られた瞬間、恋太郎を囮に、魂をもっていくかの如き右ハイを見舞う沙羅。信じられないクオリティだ…見た瞬間、何故か小説・餓狼伝丹波vs堤を思い出してしまったよ。そんな突拍子もない魅力が沙羅の持ち味だね…というのをえらい豪華に語ってくれました。
で、話は戻って2年前。仕掛けられた手掛かりを元に双子を探すゲームは、なかなか難しそうだ。犬の前で挫折か?と思いきや、双樹の優しさに己を取り戻すという場面は熱い!ここで双樹にも焦点あてるあたりキチンとしているなぁ。覚醒した恋太郎に呼応するかのように燃え盛るジッポ。唸りを挙げるバイク。それでも手ごわそうな犬っすね!タイムリミットに間に合った3人の時間は雪が降るクリスマスなんて、とことんすかしてるけど、そこがまた良いかも。抱きしめた最初の出会いから現在の場面に戻ってEND。まだ抱きしめっぱなしやん。顔が険しいので、視線の先には誰かがいるパターン?気になるー。
いやいや、今回はかなり凄いモン見してもらったんで満足満足です。次回予告が声ハモってないので少しさようならな展開にはなりそうだけど…やっぱ最後まで見ないとねと思う次第。