獣系主人公、その1。

BS2にて録画・視聴ー。さて、1回は生で観よう、観ようと思いつつもなかなか実現できない新感線の舞台なのですが。TVで観るのも久しぶりというか、2000年の「劇団☆新感線20th Anniversary 豊年満作チャンピオン祭り・秋味R 古田新太之丞・東海道五十三次地獄旅 〜踊れ!いんど屋敷」が放送されて以来かも知れません。
主演は堤真一か、TVドラマでも主役はったりするせいか、舞台だと垢抜けている印象があるかも。さりとてお芝居は上手い訳で。このままだと普通の格好良いキャラクターは無理だよなーと思ってしまったり。いや、良い役者さんですけど!
もう一人の主役は古田新太、やはり凄いなぁこの人。最近ではドラマでも引っ張りだこで、でもなかなか染まらないというか、独特のキャラクターの濃さは失われていないのは嬉しい。
お話自体は、安倍晴明と葦屋道満、陰陽師をモチーフとした活劇モノ。展開もいつも通りでしたが、久々に観たせいか楽しい楽しい。今時のアニメやゲーム、ファンタジー小説ライトノベル)などからは失われてしまったと言っても良い筋書きですが、今でもそれを貫き通すのは素ー晴らしい!そして数々の小ネタで相変わらずの笑いを誘う。特にジーザスクライスト・スーパースターをパロって「セイメイー♪」とミュージカル始める所は爆笑モノなんですけど。私はキリストがわからない、までももじって歌うなんて凝りすぎ!そして無駄に長くて笑う。
そんな新感線らしさは充分満喫したんですけど。…ちょっと中途半端なラストだった?キャラ設定もいつになく消化されていなかったし。オリジナルメンバーが脇に回り過ぎてた為もあるのかな…野獣郎の設定もシンプル過ぎて、古田新太の方が目立ってしまうのは仕方ないけど。あ、高橋由美子は意外に良かったです。<失礼な! という訳で今度は橋本じゅんも出れば良いかと思ったのでした。…今度、轟天のビデオでも見なおすかな。