春の嵐

最近、見逃しがちに。こっちの方じゃあ阪神タイガース関連で潰れたり一週とんだりしてるのが、少し複雑な心境。
久々に見たしょっぱなから、山田さん全開。それに加えて、しのぶのズンドコ節が!いや、ここまでやってくれたら文句はないっす。はぐの寝ているシーンは神々しいけど、死に行く姿に見えちゃいました。鱚!?という演出には爆笑。竹本の森田に関する感情は、何なのか?言葉にしようとすると難しいけど、気持ちはわかるよなぁ。相変わらずのレベルの高さには、満足満足。
それはそうと、バレーか何かが延長したせいか、とうとう観られた「電車男」!色々なメディア通じて、初めての接触だったのですが…意外に感動しちゃったり。第2話の後半しか見てないんですが、とつとつと語り入れる電車男の書き込みを見守る名無し?さん達などは良かったなぁ、と。何も知らない分、キャラ付けとか細かいディティールにこだわらず楽しめたせいかも知れません。ドラマという形式も、リアルタイムで事の成り行きを追っていくからこその楽しみを表現するには最適なのではないでしょうか。小栗旬の役柄が個人的には謎なのですが、瑣末なところは気にせず観れる時だけ観ようと思いましたとさ。
で、この2作品。「ハチクロ」に「電車男」、両方とも観る!というような女の人ってどんなだろう?思うと少し楽しくなってきた…のは何故だろう。まあ、そんな女性と自分との距離はと言えば、ハチクロの山田さんが言う所の、「どうしてなの 永遠に揃わない気がする」ような断絶を挟んで、ひどく遠いんだろうなーとは思いますが。だって、自分などは結局のところ、例えばフタコイオルタナとか極上とかに走っていってしまう訳だ、それこそあっという間に。そうなると、こっちのラインで逢うのは、ほぼ無い!でしょうしね。
映画にしろドラマにしろ、電車男をすんなり観ているというだけならば割と聞くのですが。彼女(達)は無邪気に楽しんでいるように思う。本も普通に買うし。電車内で、「学園アリス」をカバー剥き出しで読んでいる“それらしき”男を電車男に見立る→エルメスを適当に当てはめる→「この状況って電車男やん☆」とほくそ笑む…そんな話題で盛りあがったりした時には、ハッとしましたよ。つまり、ごく普通の女の子が、恋愛という観点からオタクを観られるようになった事、それがとりもなおさず、オタクも人間の一種であるという価値観の引き上げを生んでいるんじゃないかと。