彼氏彼女を巡る冒険

彼氏彼女の事情 (21) (花とゆめCOMICS)

彼氏彼女の事情 (21) (花とゆめCOMICS)

カレカノ完結!ラスト直前までは、疾風怒濤の如く駆け抜けていった感アリですが…有馬が救われて良かったねぇとただただ思います。興味深いのは実母と出会った時の選択肢。あそこで「ハイ」という事が実は正しかった、というのは凄い。確かにそこから嘘が綻びはじめて、雪野と改めて向き合って、怜司と過ごして…13巻以降の展開は、大雑把なつくりではあるけれどメチャ好きですわ。
ラストはまさしく浅葉のための物語。で、あるせいか他のキャラに関しては凄い蛇足というかとってつけた感があるというか。それでも、やはりスター軍団はスター軍団やったんやな、と。個人的に気になっていた健史などもきっちり椿と肩を並べていたりしてて、ホッとしましたし。あ、それから雑誌で読んだ時も思ったけど、雪野だけ「素」で見えている浅葉というのが、もう凄いツボ!咲良とのこれからの関係は、まさしく天国のような地獄のような。羨ましいとかそれ以前に、浅葉も良かったねぇ、とまたもや感慨に浸る。…絶対後で血ぃ見るでしょうが!
ある意味、カレカノと一緒に歳経ってきたような感覚があるから。自分の歳が最終回のカレカノメンバーと同いになった時に、また楽しく読めればな、と思いつつ。
ところで、カレカノ本編及びおまけページには、作者の趣味が満載!というのも結構面白くて。カレカノに出てくる書籍に絞ってざっと調べて見ました。