天に唾を吐く

目明し編綿流し編の解ならば、罪滅し編は鬼隠しの解。ついに第1話の真相があきらかになって、長い物語の先に見える小さな光が見えてきた…そんな感慨を覚えました。そして、それと同時に何処まで突きぬけてしまうのか、そのトンデモ具合に高揚感すら覚える。誰だって、ワクワクしましたよね?徳川埋蔵金の発掘プロジェクト。あの時、何故あんなにも観られていたのか今となっては不思議で仕方ないよなぁ。
それにしても今話については、読んでる内に印象がコロコロと変わるので面白かったけども疲れもしました。具体的には、

むう序盤は東野圭吾チックで切ないミステリィ展開やねぇ
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え?貴志祐介に行くんですか!ついでにヤオイまで!?
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この少女の倫理観は小野不由美的危うさと美しさを感じたりするけれども…
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とか行ってたら今度は鈴木光司!?くーるーきっとクルー
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最後はアンリミテッドブレードワークス的な。格好良い。
           

と言った感じ。後は世界の果てで恋を唄ったりラジオを流してみたりしているようにも思える訳ですが、さて。とにかく今まで以上に泣けて、笑えて、震えた話ではありました。