ナンバーエイト

ROOM NO.1301(7) シーナはサーカスティック? (富士見ミステリー文庫)

ROOM NO.1301(7) シーナはサーカスティック? (富士見ミステリー文庫)

日奈・佳奈との関係が二転三転した前巻からこっち、どうなる事かと思っていましたが。まだまだ引っ張る感じはあるものの、一つだけ言いたい事有り。この姉妹、エ・ロ・い。特に日奈。前の酔っ払った時といい、健一に対するちょっとした親愛の念がものごっついツボにきました。このシリーズ、直接的な描写は少なくなっているけど会話とか妄想具合を邪推してみると良い感じにエッチぃなと思わず関心してしまうのでした。
そして一本芯の入った感のある健一ですが、良いのやら悪いのやら。両方ともに上手く関係を深めていく様は相当男らしい、というか真似できない真面目さ。しかし最後を読む限りは冴子の方がより複雑で、というかやりたい放題な程にいちゃついてるようにしか見えないんですが!まあ日奈ともどうなるかわからんぐらいの展開なので、いっそ4P突入とかになればどれだけお手軽な物語になる事やらと思ったりもします。
後は、徐々に見えてきた鈴璃の後姿、ですか。何となく健一と鈴璃が会ったら13階の住人の物語は終わるんじゃなかろうか?と感じる訳で、それならばまだ少し先になっても良い2人が顔を合わすのは。その時まで作者は体を張って犠牲になってくれることでしょう、と願いつつ。