目覚めよ少年少女達?

石田あきらジャケ買い2連発!年の初めから偏ったチョイスなのでした。しかしこの人の描くロングの強気娘さんは相変わらず良いなぁ。それに加えて、両作品のヒロイン共に、貧乳つながり。主人公に突っ込まれて怒る王道パターンまで共通とは、何とも面白い偶然。以下、レーベルごとの雑感。
まずは新顔の『覚醒少年』。序盤の入りは非常にテンポ良く読めてグッド。敵側の錯綜、次回への伏線と、この一冊だけではちょいと説明不足かな?ミステリー・サスペンスもののようなそうでないような全体像。エロゲならば『Routes』に良く似ています。ヒロインの響に関しては、小悪魔・凶暴・ツンデレと色々な要素が食い合ってる感じ。どうせやるなら、最初のベッドシーンはもっとあざとく!を希望しつつ。
そして、待望の第2弾登場!であるらしい『ペンデュラム』。まあ気になる引きだったので続きが出るならどんなもんでしょ?と思っていた作品ではありましたが。うーん、やはり問題アリだった「かれん」と、兄・妹それぞれの思いに揺れる洸と沙夜…を軸としたストーリーは悪くないかと。1巻と変わらず、文章の硬さ・継ぎはぎ感は有るので突き抜けた面白さじゃない、けども。しかし!ラストを読んで唖然としましたー!全くこの妹さんは侮れない存在ですぜ。こと、かれんの在りようの変化だけを追っていくと結構ツボにくるのがちょっとしたお楽しみという事で、一つ。
そんなこんなで、結論としましては「2冊ともイラスト:石田あきらキャッホウ!」です。アレ?