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私のKnightになってよネ! (ファミ通文庫)

私のKnightになってよネ! (ファミ通文庫)

石田あきらジャケ買い3冊目!いやーまさか1月にこれだけ偏るとは…。しかしこの人の描くロングの強気娘さんは相変わらず良いなぁ。うーん前回の感想文句まで使いまわしできるとは…。偶然の一致にも程がある!いちファンとしては嬉しいのですが!
それはさて置き、題名からしツンデレの薫り高い一品ですが。ページをめくればちょっとした漫画つき!は置いといて。昨今ありがちな展開からの意外性、というこれまたありがちな流れ…とも言い切れない構成でした。お話がドスンバタンとひっくり返ってる感じ。サイコロのようにカラカラまわせば良いのになーと言ったところ。と同時に、主人公が「全然」目立たずにいる序盤の導入部分は少し珍しい。後は重くない描写ではあるけど意外にエグイっすね。そして最後の見せ場での盛り上がり。
これらを総合すると、頭に思い浮かぶ小説が一冊。ヒント:なっちゃん。中身は全然似てないですけどね、何となく。ちなみにメインキャラクターはどれも良い感じで、主人公のとっぽさは嫌味もないし、男二人暮しというのも面白い設定だなーとは思いますですよ。潔く『完』の締めもあるのが印象的でございました。まあ最終的な結論としましては、「石田あきらキャッホウ!」なのですが。またかよ。