夢の扉すり抜けて
マリア様がみてる 25 大きな扉 小さな鍵 (コバルト文庫)
- 作者: 今野緒雪,ひびき玲音
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/10/03
- メディア: 文庫
- クリック: 18回
- この商品を含むブログ (259件) を見る
今回は祐巳視点で物語が進まないという珍しい形らしく、親友や後輩から見た祐巳の言動が客観的に見れば、割とミステリアスで面白いです。3年生コンビを「古狸」扱いしていたノーフィアー由乃さんですが、色々な意味で「このタヌキ!」と言いたくなるのは祐巳じゃないの?と思ってみたり。
キャラ的には、乃梨子が相変わらずヒロイン街道まっしぐらで可愛いったら。祐巳・由乃の再現シーンは美味しく頂きました。挿絵見た時は別人を期待してしまって、なかなかにニクイ演出なのが上手いです。
そんなこんなで。帯文句の煽り・瞳子の秘密が明かされる!?の答えは…「松平瞳子は改造人間である」、でしたー!縦ロールは伊達じゃない。それくらいの重大な秘密だって良いじゃない、他にも誰か「瞳子の秘密」にホラ吹いてないかなーと期待しつつ。