君が落とした宝物

蜷川のギリシア劇『オレステス』鑑賞ー。てっきり悲劇だと思ってたのですが…やっぱり悲劇?なのでしょうか。最後のインパクトは『オイディプス』などの方がどぎついかったなーという印象。今回は皮肉が利いてる感じ。
ところで『王女メディア』などは、今パッと思いつくイメージとしてはやはり夢見る若奥様キャス子さんことキャスターさんなのですが、蜷川演出だとメディア=平幹二郎という素ー晴らしいキャスティングだったりしたような…。キャスターさんが平幹二郎…それは対極にして地平線の彼方で繋がる異空間の如き演出の妙味、のような。そうでないような。