神に捧げるエチュードは

魂振の練習曲(エチュード) (集英社スーパーダッシュ文庫)

どちらかというとギャルゲーのノベライズ作品のようなノリかな？と推測できる表紙絵と、帯の紹介文『友達だから嫌々読んだけど、えらい面白かった！何か悔しい。』というフレーズを見て、いっちょう購入しますか…という運びで。突き抜けた面白さは感じなかったけれど、お約束ものとしては良い出来かと。
お約束部分は、幼馴染・金髪ツインテール・ツンデレ。黒髪の清楚な乙女が幼い頃からの約束＝結婚を果たすために押しかけ同居・子作りをせがむetc…。まあこの辺の描写は何は無くとも頬を緩ませ読んでしまう訳でして。あと、軽音部のライブに神楽のセッションという描写は新鮮っちゃあ新鮮。ゲーム系フォーマット好きならサクサク楽しめそうな気がします。
女性陣は豊富に取り揃えているので、続編が出るならハーレム展開で色々やれます！という意気やよし、といったところです。とりあえず個人的にはパンツ描写の何気ない力の入れ様に、妙な感心を覚えつつ。