魔術師たちの最後の物語

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トリックスターズC〈PART1〉 (電撃文庫)

トリックスターズC〈PART1〉 (電撃文庫)

凄いな、とても美味しそうなご馳走に必要な下準備を見せつけられて腹を空かす哀れな子羊のような気分です。表紙に周っちが出てきたという事自体が終わりを告げる合図であるのはわかるのですが…って、本当に周だよね?何故かクロウリーさんの容姿の描写とも共通しているので自信ナシ。
ここに来て魔学部5人の珍しいカップリングとそのやり取りがあったり、ミス研の変わり者コンビの活躍―とりわけみゃー子の可愛さ―があったり、凛々子の妹が登場したりと、最終巻一歩前にして怒涛の人間関係が楽しい事は楽しいです。もう少し長期シリーズ化すれば無理なく小出しにできるんでしょうが、学園祭最終日の混沌ぶりには丁度良いのかも。PART2で消化しきれればの話ですけども。分厚くなりそうだぜ。
ところで新登場のスピノーヴァの顔と魔術師の大敵という肩書きに「それ何て無謀編?」と思ったのは内緒。どうみてもキースにしか見えなくて困るなぁ。