忙殺中のレーベル妄想

何となくなイメージで。特に富士見ファンタジアは、超古代文明を解き明かして現代に伝えるかのような作風…と考えると自分の中で落ち着いてきた感じ。スレーヤーズ/オーフェンからフルメタに連なるスーパーテクノロジーを発掘しようと地下深く、海底深くから持ってくる作品は大凡珍しくもない土器=ファンタジーが多い。同時に懐かしくも古めかしい、と。
対する電撃は、科学と魔法を融合させて新たな物語を創造するイメージ。特に本物の神話・歴史を現代社会に召喚・適合させる錬金術はお手の物で、「落ちもの」や「学園異能」などの足跡を残している。両レーベルをあえて対立させるなら過去と未来―そんなキーワードが思い浮かぶのでありました。

いっそのこと角川ハルヒ文庫と改名してみては如何でしょうか?と思いつつ、前の社長さんと一文字違いなのが妙にブラック。
ミステリーというカテゴリーから富士見が学んだ要素とはLOVEでした…実際のところ愛憎の絡まない犯罪は無いという観点からすれば、例えこじつけであろうがテコ入れであろうが間違ってはないと思う。同時に、遺跡発掘に勤しむ傍らの日常風景を写し取ったレーベルは時にフレッシュ。時に奇奇怪怪。愛してましたよ、ミステリー文庫。(まだ死んでませんが。何となく)