サワー・スイート・シスターズ

BITTER×SWEET BLOOD (電撃文庫)

BITTER×SWEET BLOOD (電撃文庫)

今月のジャケ買い筆頭。おまけに題名がBSFチックでminoriおよび相田裕ファンとしては見逃せない!ハルの目が片方紫がかった青で何とも流麗なジャケット。当然ポストカードもゲットです。
しかし何とも単発作の香り漂う内容…あまり長いの描く人じゃないのかしら?ラキアも2巻。それ以前も1冊。うーん。学園ゴシックと言うほどの耽美さは薄く、学園青春ゴシックとでも言うくらいのもの。特に女の子同士のやり取り、ハルと玲子の不器用な会話などが目立ちますし。まあ男女3人ずつならではのバランスの良さはありました。
個人的には玲子が転んで擦りむいた後、ですね。予想はしてましたが、「それはとても美味しそうだな」と視線を集中しているかに見えるハルがGOOD。吸血鬼は血の選り好みをするか?という普遍的な命題についてはバリバリのYES派作品ですね。「ご主人」という関係性からも伺えます。
能力を発揮する場面や、吸血鬼サイドの陣容はほんの覗かせ程度なので一応続く予定はあるのでしょうし、外人さん部隊の活躍がもうちっと見たい気もするので続きには期待しておきます。とは言え、ハルと玲子サイドのお話じゃないのかもね…と予感しつつ。