山口は燃えているか
- 作者: 榊涼介,きむらじゅんこ
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2007/07/01
- メディア: 文庫
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今回はオリジナルキャラである鈴原、河合といった共生派(和平派)に、島村和美小隊長と飯島看護兵がビジュアル公開。ここまでやってくれるとは意外でしたが、あまりの美人揃いに敬礼であります。小説の方でも、こういったオリキャラの掘り下げがどんどん深くなっていて、これまた読み応えありました。佐藤まみと落合大尉のカップリングが特に光ってたなぁ。荒波大佐を巡る藤代・田中の関係も凄く好き。2人のビジュアルは一番良い!と勝手に評価。
対照的に、5121の面々は苦労続きなのが上手い。伝説の学兵から更に上を目指さなければならない状況に各メンバーが時に悩み、助け合いながら乗り越えようとする…まだ途上であるから読み応えアリですが、重くもあって。自衛軍の方も上手くいきそうで火種も作りつつ、予断の許さぬ展開。ここから「皆で」生きて帰るという読者側の想定する前提条件をどう乗り越えてくれるのか?安易なまとめ方に走らない作者のハードルの高さに半ばマゾっ気を感じつつも、奇跡と感動を待ちこがれつつ。って、次巻は来月!?早くも待ちきれなくなりそう。