私的読書履歴2007ライトノベル編
という訳で2007年の読書を簡単に振り返り。近年は、年の後半になると忙しくて読書量が減るのでかなり偏った選出にはなりそうですが、さて。
・私的ブック・オブ・ジ・イヤー2007
- 作者: 中村九郎
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2007/09
- メディア: 単行本
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アリフレロ―キス・神話・Good by (集英社スーパーダッシュ文庫)
- 作者: 中村九郎,むらたたいち
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2007/03
- メディア: 文庫
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- 作者: 中村九郎,羽戸らみ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/05/24
- メディア: 文庫
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嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 3 死の礎は生 (電撃文庫 い 9-3)
- 作者: 入間人間,左
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2007/12/10
- メディア: 文庫
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・お気に入りシリーズ
お約束と笑わば笑え、しかし2007年も榊ガンパレはきっちりと仕事してましたぜ!と自分に向けて発破をかけておこう、何故か。本屋で見かける帯の「100万部突破」がまぶしいです、ハイ。オリジナルキャラの生死を賭けた生き様が熱かったし、5121の「プロフェッショナル」な成長も楽しめました。電撃ゲーム文庫唯一の看板作品、今年も頑張って欲しいものです。
『みーくん&まーちゃん』程でないにせよ、こちらのシリーズも問題作といって良いかと思える内容でした。ラストが少々フェードアウト気味なのと、心理描写に賛否の分かれる作品ですが、個人的には好みの部類でしたし、主人公のジゴロっぷりがなかなか新鮮でございました。新作『ツァラトゥストラへの階段』で「パルス」という概念を登場させた事によってこちらのシリーズも多少補完して読む事ができたりするのは、妄想系読書スタイルをとる人には嬉しいところ。今後も密かに注目です。
スプライトはあえて読まずにこちらだけを追っかけているのですが(ジャケット的な理由で)、そろそろクロスオーバーが深くなりそうなので両シリーズ追わなきゃな…と思いつつ、このケルベロス小隊の素晴らしさときたら、もう!断然、紅派なのですが、黒の衝撃の過去とか、いつだって悲しい白だとか、もう3人それぞれの見せ場が秀逸過ぎます。今後の加速具合を激しく希望。
・電撃文庫の「境界線」
電撃のラインナップでちょくちょく登場する、エンタメ〜一般文芸志向の作品群。単行本やシリーズ化した作品以外は、何気に殆ど読んでました。「ライトノベル」という括りにとらわれず、自社レーベルで幅広い作風を許容していく電撃文庫は、やはり「電撃文庫」としか言い表せない味があるよなぁと再認識した次第です。この中から、いつかは橋本紡のような人が出てくるのか?楽しみです。個人的に注目なのは『つきこい』。高野音彦イラストのラノベ作家は、これまでことごとく単行本デビューを果たしているジンクス、今回はどうでしょう。ていうか、高野氏の描くキャラが普通の等身になっていてビックリでした。うーむ。