同級生

とらドラ!〈9〉 (電撃文庫)

とらドラ!〈9〉 (電撃文庫)

ううう、アニメが初々しくも始まったところでの本筋が、一体どうすれば…な展開。正直に言えば、「ここまでやっちゃうんだなぁ」という感慨が湧くような。まさしく、青春時代の一つの岐路としては非常にリアルなお題。先に進んだからと言って夢という道が広がる訳では決してないけど、恋ヶ窪ゆり(独身)の「実績」という部分もこれまた真実。そして竜児と大河をとりまいていた最後の壁。答えは容易に出せない問題だと思います。
だからこそ、あえて最後の選択肢はアリなんじゃないか。ラブコメの行き着くリアリティは、ハチクロよろしく、愛と青春の・・・・だと。何処まで行くのか、意外と行かないのか。竜児と大河の物語は今ここから、次の終わりまで。ようやく2人のお話が始まるんだな、と感じつつ。