色々と言葉にし難い感情が浮かんでは消え…の繰り返しで過ごしてきた1週間でした。始まりは「まさか」の一言。思い出されるのは大震災の時。「なんでうちらなんかなぁ」という会話をチラホラと交わしてました。後は、どうやってもネガティブな思考に引っ張られるというか。今年の夏は何処にも行けないなぁとか、神戸に来る人いなくなるよなぁとか、もう先々の予測が暗いのなんの。でも、多分外れない予測。がくり。
学生さんは、まあ良く見かけました。けしからんのは事実。でも自分が学生だったときの学級閉鎖って嬉しかったよなー、クラスに半分くらいしか人いなくて妙にテンション高かったり…なんて思い返すと最終的に責めきれない。少なくとも自分は。社会人は社会人で、普通の生活サイクルで行動してましたし。当該地区だと、95%はマスクしてました。けど、してない人非難できんの?と言われると…。だって、マスク売ってなかったです何処にも。
多分、神戸市民は家に引き篭もって出てくんな!というのが正解だったんでしょうけど、そこまではできないという現実が複雑な感情を生んでるんでしょうね…。震災の時は生きてて良かった、だから必死で動いてた。でも今回は神戸で生きててごめんなさいという気持ちにまで持っていかれました。弱毒性だから生死にさほど関わらない…なんて関係なく、精神的にきついです。
一方で、これまでと何ら変わりない自分でもあったりする訳で。結局は、カラオケに集う高校生と同じメンタリティなんですよ。本屋に立ち寄り難くなったので今月はまだ電撃の新刊しか買えてねーよ、くらいの不便さですし。後は一週間マスクつけっぱで耳痛いとか。やっぱり上手く表現しきれません。支離滅裂。
街全体が地震で壊れたとき、僕らは必死に逃げました。街全体が病気にかかったいま、僕らは戸惑ってます。