傷だらけの心に、キスの雨が降る
- 作者: 冲方丁,島田フミカネ
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2009/11/28
- メディア: 文庫
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当然、次の巻で焦点が当たるスプライトの面々も時々で交差してきますが、色々進化し過ぎているのが堪らんです。今までは同時進行だったのでリアルタイムで背景がわかりましたが、今回はもどかしい!早く続きを!しかし今回のラストの続きは「次の次」なんですよね、順番的に考えると。ヴェロシティみたいに週間でドドンと来てくれないと困るくらいに楽しみな引きだったので、もう忘れようと思います、いっその事。何、ロードス島戦記の時も結構待てたんだからきっと大丈夫。早く読みたい。
その他、個人的なツボは多々あったのですが、印象的なのはマスターサ−バーの邂逅。何、このロマンチックが止まらない発言。電子だって、恋をする。どこぞの博士が言いそうな場面でした。そんな状況を作った夕霧も凄い、というか一番核心に近かったですね。事件の大元へは陽炎が迫り、最後は涼月が「次」へと進む…これだけの希望があっても、まだ届かない黒幕は一体何者なんでしょう。最終へと到るカタルシスをまだかまだかと待ち構えつつ。