お前が作るオムライスは……き、嫌いじゃない

波長の合う人間の7秒後の未来が聞こえる主人公の周りに集うのはツンデレ男女、天然美少女(ドジっ娘)、変態お嬢様女子大生の4人、か。バランスは悪くない。ヒロインを除けば男男・女女のカップリングになるのが面白いと思います!個人的に好みなのは碧店長ですが。お母さんが一番可愛いです。
1巻は部活探し→バイト→恋愛と、酒多さんのやりたい事をサポートする流れでしたが、今回は新キャラ入り乱れてのプチすれ違い劇場といった所でしょうか。縁の未来まで聞こえるようになって大変だなー。命に関わるような音がないし、むしろラッキースケベな展開多くね?これがモテ期の実力か…。ラストである意味王道の引きが来ましたが、それはさて置き、晴美さんの未来も聞けるようになったらよりHENTAI的描写が描写が増えてGOODじゃないかしらん、と思いつつ。あ、川原は面白いけど勘弁な。

  • 昼飯の材料揃えに駅前のスーパー寄ろうとしてたら、何故かICOCAをピッと押して駅中へ。無意識コワイ。仕方ないからそのまま三宮へ出てお買い物。何ぞマンガかラノベでも漁りますか…と思いつつもブツを入れるカバンが無い!うっかりまじこい新作目当てでメガストアとか買った日には目もあてられん、という事でひとまずカバン探しの旅。ここからが非常に手間取ったのですが以下略で、最終的にはデッドストックの布を使った一見お買い物バッグ風なショルダーを購入。近年はFREITAGとか素材を再利用した大きめサイズのバッグが好み。月末のお買い物はエロゲと雑誌と本で荷物パンパンという事もしばしば、ですしね。これでナニを買っても大丈夫やで、と意気揚々センタープラザを巡ったのは良いものの、特にこれといって買うものが無かったという本末転倒っぷり。まあ元々うっかりで来ただけなんで当然っちゃあ当然で、無理やり1冊だけギルドで手にとって帰宅しましたとさ。昼飯抜きでヘトヘト。
  • 相変わらず『五年二組の吸血鬼』置いてないなーとチェックしていたのですが、先日立ち寄った摂津本山近くのダイエー内にある本屋には5冊もドドンと並んでて、思わず和みました。需要と供給のバランス感覚…『ベン・トー』の基本設定ですね。

小学生と全裸と吸血鬼

五年二組の吸血鬼 (一迅社文庫)

五年二組の吸血鬼 (一迅社文庫)

ロリコンでふと思い出したので、三宮に買いに行ったら全然ありませんでした。とらやメロンにギルドは全滅。こういう時に頼れるのはジュンク堂、在庫を確認。あとは美少女文庫とかロリもぐもぐとか買いました。えー、特にロリコンではありません。たまたまです。たまたま。
中身は…エローい!これはけしからん、というかアウト!同時に買った美少女文庫より遥かにエロ。小学5年生の女子が全員全裸で騎馬戦…だと?アレがナニでという具体的な行為や描写は殆どないのですが、むしろこの拙さが劣情を煽っているように思えます。あれだ、Tony絵は最高だけど…の逆パターン的な。
という訳で、割とあちこちで品切れを起こしているのもむべなるかな、ライトノベルでやるからエロいんだよ!を地でいく作品だなぁと妙に感心しちゃいます。最近の一迅社文庫は、まじこいのノベライズ以外とんとご無沙汰だったのですが、まじこいの方も割と中身がエッチいので、もうこんなノリでも良いかも知れませんね、一迅社!と勝手にエールを送りつけつつ。
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そして表紙をみて即ジャケ買いしたのが、これ。やー、今になって七瀬葵の絵にピンとくるなんて感慨深いなぁ。この著者と絵師のコンビは他にも数作品あるようですが、今回が一番ピンと来ました。
中身は『私を月まで連れてって!』の逆パターンで、中学生と女教師(三十路前)の組み合わせ。この無茶振り設定がエロ小説の醍醐味よのう。性描写はむしろ王道のパターンばかりで特に抵抗なく読めるし、ヒロインの美人+残念っぷりは中々新鮮。隣人部にふさわしい人材と言えましょう。若さ溢れる女子よりもファンタジーな人物像で、思わず和める1冊。これこそ正しく大人向けに相応しい!何か全然美少女文庫の感想じゃ無ぇな…と思いつつ。

  • マジハロ3まで思い残す事はないといったが、ありゃ嘘だ。という事で、こっそりアクエリオンのスロを。ボーナスさくさく引いてARTもそこそこ続いて1200枚くらい。挙動の引っかかりが少なくて打ちやすいけど準備中に減ってARTで増えて、の繰り返しだからそこまで枚数伸びないんですかね。エウレカマクロスのパターンは少し苦手。5スロでのんびり打てる日が来たらまたやろう。やっぱマジハロやな。
  • どちらかというと「人がいっぱい死ぬよ!」的な小説の方がより不謹慎なのか、な。しかし、それこそミステリ・ホラー系は死なないと話が始まらないので何ともはや。個人的な体験では、阪神大震災の前後で読書の傾向が変わった事はないです。地震前には綾辻行人の殺人鬼などを読んでましたが、後になって受け付けなくなったという事はなく。やはり、近しい人を震災で亡くしたかどうかというのは大きいし、心境を代弁する事は勿論できません。どんな内容でも読めるのなら僥倖、もしある種の本に躓くような心持ちだったとしたら、いつか読める日が来るよう祈ってます。いっそ、読まなくたって良い。言葉がまとまりませんが、つまるところ読書って行為はいつ如何なる時だって自由なんだって思います。
  • という訳で、当時の避難先では図書館に大変お世話になりました。マンガもちらほら揃っていたので、竹宮恵子の作品を貪るようにセレクト。特に『私を月まで連れてって!』が当時のお気に入り。今読んだらロリコン野郎!と罵られること請け合いですが、昔は違和感なく読んでたなーヒロインがローティーンでお相手がパイロットなんて設定。

読むと不謹慎かも知れないライトノベル+α

これからしばらくは、世界が災厄に見舞われるような設定のライトノベルなどは自粛されるのかも知れないのでしょうか?しかし言ってしまえば例えば銀英伝にだって核を使用する描写があるし、そもそも読書という娯楽自体が…というジレンマに陥るのも、ちと悲しい。という訳で、元々は「魔法少女まどか☆マギカ好きにオススメのライトノベル」で考えていたタイトルをそのまま流用して、「タイムリー過ぎて読むか読まざるか悩む…」的な感じに選んでみました。

Fate/Zero(1) 第四次聖杯戦争秘話 (星海社文庫)

Fate/Zero(1) 第四次聖杯戦争秘話 (星海社文庫)

魔法少女まどか☆マギカ観てるんなら読んでおくべきだろ、虚淵的な意味で…と考えていた件がもはや虚しい。クラスでわけると、まどかアーチャー杏子ランサーなのは言わずもがな、マミさんは近接戦闘を考慮するとアーチャーよりかはキャスターっぽい。さやかはセイバーオルタ。ほむらは完全にアヴェンジャーだこれ…てな具合で盛り上がれますよ!虚しいけど。
さて置き、Zeroの舞台って冬木=神戸で、阪神大震災がモチーフなんですよね。内容的には大地震がどうこう起きるような描写もないので、直接想起させる事もないですが色々な意味でタイムリーはタイムリー…なのかも知れません。
Strange Strange (HJ文庫)

Strange Strange (HJ文庫)

多分これが精神的に一番きつそう。最後の短編は本当に今読むと洒落になって無い。コミカルでポップな絶望感と同時多発テロ的な舞台設定は勿論のことやばいですが、キャラの心理描写が人の暗さ・黒さを浮き彫りにしてるのがね、もう。
個人的には大好物な物語だし、ラストの情景も変な希望が湧いてきて好きなのですが、流石に今読むのはなーと思わざるを得ない辺り、察して下さい。正しく文字通り、狂乱の暗黒小説!
塔の町、あたしたちの街2 (ファミ通文庫)

塔の町、あたしたちの街2 (ファミ通文庫)

壮絶なるバッドエンド。崩壊する街と被害を受ける人々。ヒロイン2人の辿る結末。こういった形で幕を下ろすライトノベルは非常に珍しいので、本来ならオススメしたいところなのですが、あまりにも状況が現実と重なっていて、内容以上に読むのが重くなるかも知れません。加えて、塔がもたらす恩恵がね…。
手放しで面白い、って話じゃないかも知れないし暗い気分にはなるので元々読む人は選んじゃう上での、今ですから。今後においても、そうは読めない全2巻。
天空の蜂 (講談社文庫)

天空の蜂 (講談社文庫)

ライトノベル枠外ですが、これだけは外せないので。もう今から読むには遅すぎるかも知れない、恐るべき小説です。読んだ当時は子供心に衝撃を受けました、原発に対する人間のとるべきスタンスに対して。
物語は非常に面白いです。「日本の原発全てを止めなければ、最新鋭のヘリを原発に落とす」というテロ声明を軸としたストーリーラインと、作者が主張する原発と人との在り様。東野圭吾は、もう大分昔からこんな日が来る事をわかっていて、どうか来るなと思っていたのかも知れません。来ては、いけなかった。

  • 今更ですが震災当日は、研究室の恒温器からサンプルを取り出そうとしていたら眩暈がするなーと感じて…という瞬間でした。危うく中に手をついて火傷しそうに。キュゥべえさんもといインキュベーターさんマジ危険。まあ某かの研究や実験をしている訳ではなく製品を温めているだけなのでバイオハザード的な心配はないのですが。

この女、超面倒につき。

率直なところ読み終わって、香子さん超面倒臭ぇ…と思いました。そしてどう考えてもハッピーエンドが見えてこない切なさが漂っています。青春小説の王道的な、「別れて綺麗に終わる」展開は好きだけど、電撃文庫読んでて味わうのは少し嫌な気もします。何の選り好みなのか自分でもわからんのですが、期待を裏切る幸せな結末をほんのりと祈っておきます。
しかし大学生活というものは今も昔も変わらないのか、細部は違えど「あるある」的エピソードは読んでて楽しいです。未成年とチャリンコと警察のキーワードはやたらとマイメモリーに引っかかるなぁ…としみじみ。
酒といえば、香子はいける口なんですよね。何気に、エロゲーをやる妹くらいに珍しい設定だと思いました。年上の先生キャラでもなく、大学生の、20歳未満の、さらっとした飲酒シーンは、やっぱり大学生を語る上で外せないし、こんな描写で引っかかりを覚えたら楽しめるもんでもないし、とにかく個人的にはアルコールでべろんべろんになって、傷をいっぱいこさえて爆走するヒロインが凄く好ましい。
次の展開としては、どうしてもリンダの動向が気になる訳で、やはり当時の真相とか今の気持ちとか、どんな風に紐解かれるのかが見ものです。やなっさんは、フェードアウト?流石に可愛そうなので、一見森ガール中身肉食系な岡ちゃんと進展あるとい良いね!と思いつつ。