世界最強の吸血鬼を監視せよ!

ストライク・ザ・ブラッド (1) 聖者の右腕 (電撃文庫)

ストライク・ザ・ブラッド (1) 聖者の右腕 (電撃文庫)

電撃文庫三雲岳斗を読むのは実に『レベリオン』以来、という事でちょいとワクワクしながらの読み始めとなりました。アスラクラインはそもそも作者が三雲岳斗とはつい最近まで認識してなかったし、ランブルフィッシュは好きなんだけど最後まで読んでないといういつもの病気発動中なのでした。他はゲヘナ以外未読。
果たして、第四真祖という素敵キーワードに臆する事はない、割と王道の学園ファンタジーで安心して読めました。作風あるいは文体、雰囲気も変わらずで懐かしさすら覚えつつさくさく読了。
ヒロイン・雪菜は主人公のお目付け、隙あらば殺すというポジションなのですが、何処ぞのカレー眼鏡とは違い制服のカラーと統一感のあるパンツを身に纏ったとてもキュートな女子中学生なのが素晴らしい!俺もJCの財布の香りを堪能してぇよ。
対する古馴染みの鞘当てポジションな同級生・浅葱もテンプレ通りの行動やら反応がニヤニヤできて良いですね!恋愛的には残念な立場にいるんですけど、吸血鬼と12の眷獣というキーワードからするとハーレム要素も期待できるので今度も大いに期待できそう?その他、同級生・妹・担任教師などが曰くありそうな予感。
という訳でラブコメ要素も十分、ファンタジー設定もいつも通り申し分ないしで普通に面白かったです。やたらと含みを持たせたキャラが多いので、それらがきっちり消化できるくらいのシリーズで続いて欲しいな…と願いつつ。