2009年上半期ライトノベルサイト杯

駆け込み駆け込みでラノサイ杯参加です。新作：シリーズ＝５：５の枠が無くなって１０作品内で自由に選ぶ形が、結果にどう影響するのか？もちろん票数に関係なく、見逃していたオススメ作品を探すのが一番の楽しみなんですけどね。
個人的な上半期の読書経歴は、３月まで体調不良＆非ネット環境だったので、どうしても４５６月に集中する形となりました。枠内の選考はこれまで通りの５：５で行く予定でしたが新規大目に振ってみたり。これはアレです、ホライゾンが６、７月連続刊行というタイミングの影響です。あと、読書の絶対量は凄く少ないので偏りも激しいです。元々ポストカードおまけ付き狙いの、デザイン一目惚れ買いという、ガチでジャケ買い派なので。中身みて買う事は滅多にない…かな？後は題名買いですね。事前情報をチェックしつつ、店頭で手にとってみて悩むパターンがお決まりなのでした。以下、投票作品です。

新規作品部門

曲矢さんのエア彼氏 (ガガガ文庫)

作者: 中村九郎,うき
出版社/メーカー: 小学館
発売日: 2009/03/19
メディア: 文庫
購入: 3人クリック: 59回
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【09上期ラノベ投票/新規/9784094511222】
「言葉の魔術師」という通り名が流行っているかどうかはともかくとして、突拍子もない物語を読みたいのならば、一にも二にも中村九郎で決まり！でしょう。去年から密かに流行っていると思わしき、田中ロミオや入間人間など、書くべき人は書いているなぁという印象の電波系作品にも当然合いますわな。
それにしてもエアギターならぬエア彼氏・彼女とは！痛いにも程がある設定ですが、意外な秘密が隠されていて面白い。基本、読み切りなのか次に続くのか良くわからない落とし所が得意な作風なので、すっきりとした読後感は少なめですが、ある意味ミステリに通じるものアリです。割と読みやすいのもポイント。電波系では抑えておいて損はない作品だと思います。

放課後トゥーランドット (一迅社文庫)

作者: みかづき紅月,有子瑶一
出版社/メーカー: 一迅社
発売日: 2009/04/20
メディア: 文庫
クリック: 8回
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【09上期ラノベ投票/新規/9784758040624】
前作は評価の高い『ぶよぶよカルテット』も、個人的には乗り切れなかったなぁ…という印象。サティ、あんまり知らないから？その割りには携帯の着信音に使っていたりしますが。代表作は聞き覚えがあってもバックボーンを全く知らなかったので、為になって面白いは面白かった…というところでしょね。
そして２作目は「トゥーランドット」をモチーフとした内容。劇調になぞらえて進むストーリー展開はやはりワクワクします。トゥーランドットに相応しい豪華な(豪快な)ヒロインと言えましょう。リューのポジションであるサブヒロイン(巨乳)が、知っているのか雷電！な役目で醒めるかどうか…が別れ目かな？個人的には、そんな露骨さが好きなので問題ありませんでした。
オペラとしては１度しかみてないけど、プッチーニは意外と馴染みがあるし、タカラヅカ版などは、衣装が素晴らしく豪華で好きな作品でして。要するに好みなんですね原作自体が。例によって為になる面白さがあるので、トゥーランドットに興味があるなら是非是非といったところです。誰も寝てはならぬ！